Carex vizarronensis (Cyperaceae), a New Species of Carex section Schiedeanae from Central Mexico
Gómez-Sánchez, Maricela; Cabrera-Luna, Alejandro; González-Elizondo, M. S.; Reznicek, Anton A.
Systematic Botany 37(4): 926-928 (2012).
中央メキシコから新種のスゲCarex vizarronensis が発表されました!
Schiedeanae節は、日本にはない節ですが、Flora of Americaを見ると、シラコスゲのように雄部と雌部が1つの小穂になっているタイプの仲間のようです。
今号のSystematic Botany はスゲファンにとって買い!の雑誌ですね~
2012年10月30日火曜日
Carex paracheniana (Carex sect. Rhomboidales, Cyperaceae), a New Species from Guangxi and Guizhou, China (2012)
Carex paracheniana (Carex sect. Rhomboidales, Cyperaceae), a New Species from Guangxi and Guizhou, China
Jin, Xiao-Feng; Simpson, David A.; Zheng, Chao-Zong; Sun, Li; Zhang, Hong-Wei
Systematic Botany 37(4): 929-937 (2012).
ヒエスゲ節の新種Carex paracheniana が発表されました!
記載文と図あり。
果胞と痩果の形態でヒエスゲ節と判断されています。
Jin, Xiao-Feng; Simpson, David A.; Zheng, Chao-Zong; Sun, Li; Zhang, Hong-Wei
Systematic Botany 37(4): 929-937 (2012).
ヒエスゲ節の新種Carex paracheniana が発表されました!
記載文と図あり。
果胞と痩果の形態でヒエスゲ節と判断されています。
Phylogeny of Carex subg. Vignea (Cyperaceae) based on Amplified Fragment Length Polymorphism and nrDNA Data (2012)
Phylogeny of Carex subg. Vignea (Cyperaceae) based on Amplified Fragment Length Polymorphism and nrDNA Data
Ford, Bruce A.; Ghazvini, Habibollah; Naczi, Robert F. C.; Starr, Julian R.
Systematic Botany 37(4): 913-925 (2012).
マスクサ亜属の分子系統学的解析。
今回はITSとETS1fのDNA配列だけでなく、AFLP解析も加わっている。
その結果、雄雌性小穂と雌雄性小穂を持つ種でクレードが分かれ、雌雄性小穂を持つ種のクレードは1つにまとまらなかった。
AFLP解析は、DNAをプライマーで切断し、電気泳動した結果、切れた断片の組み合わせにより似てる似てないを判断する方法。野菜の品種識別に使われることがある。
Amplified Fragment Length Polymorphism法によるイチゴ‘福岡S6号’の品種識別
下村克己・三井寿一・藤田幸一・佐藤公洋
福岡県農業総合試験場24(2005) pp43-47
Ford, Bruce A.; Ghazvini, Habibollah; Naczi, Robert F. C.; Starr, Julian R.
Systematic Botany 37(4): 913-925 (2012).
マスクサ亜属の分子系統学的解析。
今回はITSとETS1fのDNA配列だけでなく、AFLP解析も加わっている。
その結果、雄雌性小穂と雌雄性小穂を持つ種でクレードが分かれ、雌雄性小穂を持つ種のクレードは1つにまとまらなかった。
AFLP解析は、DNAをプライマーで切断し、電気泳動した結果、切れた断片の組み合わせにより似てる似てないを判断する方法。野菜の品種識別に使われることがある。
Amplified Fragment Length Polymorphism法によるイチゴ‘福岡S6号’の品種識別
下村克己・三井寿一・藤田幸一・佐藤公洋
福岡県農業総合試験場24(2005) pp43-47
2012年10月26日金曜日
2012年10月25日木曜日
2012年10月22日月曜日
Two recent plant discoveries in Missouri: Cladium mariscus subsp. jamaicense (Cyperaceae) and Utricularia minor (Lentibulariaceae). 2012
Two recent plant discoveries in Missouri: Cladium mariscus subsp. jamaicense (Cyperaceae) and Utricularia minor (Lentibulariaceae).
Namestnik, S.A., J.R. Thomas, and B.S. Slaughter.
Phytoneuron 2012-92: 1–6.
アメリカのミズーリ州で初めてヒトモトススキ近縁種が見つかったとのことです。
ミズーリ州-Googleマップ-
http://goo.gl/maps/ZBHRd
Namestnik, S.A., J.R. Thomas, and B.S. Slaughter.
Phytoneuron 2012-92: 1–6.
アメリカのミズーリ州で初めてヒトモトススキ近縁種が見つかったとのことです。
ミズーリ州-Googleマップ-
http://goo.gl/maps/ZBHRd
2012年10月19日金曜日
2012年10月18日木曜日
2012年10月17日水曜日
Temporal variations in the primary productivity of Eleocharis acutangula (Cyperaceae) in a tropical wetland environment (2012)
Temporal variations in the primary productivity of Eleocharis acutangula (Cyperaceae) in a tropical wetland environment
Brazilian Journal of Botany 35(3):295-298 (2012).
GUSTAVO GOMES CHAGAS, GISELLI MARTINS DE ALMEIDA FREESZ and MARINA SATIKA SUZUKI
ミスミイが生育環境によってどのように生長していくかを調べた研究.
ミスミイの匐枝の節から出てくる新たな株を時期を分けて採取し、生長の度合いを計測した。
その結果、湿地における水位はミスミイの形態学的な変異を誘発し、水面の水位が上がるほどバイオマスとしての蓄積に一役買っていることは示唆された。
Brazilian Journal of Botany 35(3):295-298 (2012).
GUSTAVO GOMES CHAGAS, GISELLI MARTINS DE ALMEIDA FREESZ and MARINA SATIKA SUZUKI
ミスミイが生育環境によってどのように生長していくかを調べた研究.
ミスミイの匐枝の節から出てくる新たな株を時期を分けて採取し、生長の度合いを計測した。
その結果、湿地における水位はミスミイの形態学的な変異を誘発し、水面の水位が上がるほどバイオマスとしての蓄積に一役買っていることは示唆された。
Rhynchospora marliniana (Cyperaceae), a new species of Rhynchospora sect. Plumosae from northern Central America and southeastern North America (2012)
Rhynchospora marliniana (Cyperaceae), a new species of Rhynchospora sect. Plumosae from northern Central America and southeastern North America
Kew Bulletin 2012
Robert F. C. Naczi, Wesley M. Knapp, Wm. Wayt Thomas
ミカヅキグサ属の新種が発表されました!
新種Rhynchospora marlinianaは、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、アメリカ南東部に分布しています。←クリックでGoogle地図へ
形態学的にも特徴のある種ですが、山火事になっても生き残り、すぐに個体数を増やすというサバイバル精神あふれる種でもあります。
Kew Bulletin 2012
Robert F. C. Naczi, Wesley M. Knapp, Wm. Wayt Thomas
ミカヅキグサ属の新種が発表されました!
新種Rhynchospora marlinianaは、ベリーズ、ホンジュラス、メキシコ、ニカラグア、アメリカ南東部に分布しています。←クリックでGoogle地図へ
形態学的にも特徴のある種ですが、山火事になっても生き残り、すぐに個体数を増やすというサバイバル精神あふれる種でもあります。
2012年10月16日火曜日
鳥取 秋の花だより:sakataさんより
鳥取の韋駄天ことsakataさんから秋らしいカヤツリグサ科写真が届きました!
4,5,6月はスゲ、7,8,9,10月とスゲ以外、半年の標本整理&まとめ期間を設けてくれるカヤツリグサ科は、なかなか気づかいのできる科です。
ところが、次のシーズンまでの異常な早さ!なぜかついていけてない!
標本整理がたまる一方です。反省。
そんななか、鳥取の植物調査に目処がたってきたとのsakataさんからのメールあり。
sakataさんは採集から調査、まとめまですべてほぼお一人でなさっておられます。
なかなかできることではないです。
毎日のように調査に出て、標本を作り、整理、畑仕事もされて・・・
これを伺うと、私はまだまだ頑張る余地ありとこれまた反省です。
ウシクグ Cyperus orthostachyus
クグテンツキFimbristylis dichotoma var. diphylla →テンツキへ訂正(sakataさんより20121119)
エゾハリイ Eleocharis congesta var. thermalis
エゾハリイの基部
ホシクサsp. (ホシクサ科)
スゲ以外の属が入ると、形のバリエーションが豊富で見ていて楽しいですね!
sakataさん、今回もありがとうございました!!
4,5,6月はスゲ、7,8,9,10月とスゲ以外、半年の標本整理&まとめ期間を設けてくれるカヤツリグサ科は、なかなか気づかいのできる科です。
ところが、次のシーズンまでの異常な早さ!なぜかついていけてない!
標本整理がたまる一方です。反省。
そんななか、鳥取の植物調査に目処がたってきたとのsakataさんからのメールあり。
sakataさんは採集から調査、まとめまですべてほぼお一人でなさっておられます。
なかなかできることではないです。
毎日のように調査に出て、標本を作り、整理、畑仕事もされて・・・
これを伺うと、私はまだまだ頑張る余地ありとこれまた反省です。
ウシクグ Cyperus orthostachyus
エゾハリイ Eleocharis congesta var. thermalis
エゾハリイの基部
ホシクサsp. (ホシクサ科)
スゲ以外の属が入ると、形のバリエーションが豊富で見ていて楽しいですね!
sakataさん、今回もありがとうございました!!
2012年10月12日金曜日
2012年10月10日水曜日
鳥取 秋のカヤツリグサ科だより:sakataさんより
鳥取の韋駄天ことsakataさんから、前回の予告どおり、カヤツリグサ科写真を送っていただきました!
ヒメクグ Cyperus brevifolius var. leiolepis
ヒメヒラテンツキ Fimbristylis autumnalis
カワラスガナ Cyperus sanguinolentus
コアゼガヤツリ Cyperus haspan var. tuberiferus
クロテンツキ Fimbristylis diphylloides
最後は・・・カヤツリグサ科以外で締め!
モリアザミ Cirsium dipsacolepis
ちょっと光が強いかな?と言われていましたが、私は、逆に生育環境が想像しやすくて良いと思いましたがいかがでしょうか?
干上がったため池に一気に飛び出てくるカヤツリグサ属とテンツキ属。
以前、その様子を香川の満濃池で堪能したのを思い出しました。
sakataさん、今回も貴重なお写真をたくさんにありがとうございました!
ヒメクグ Cyperus brevifolius var. leiolepis
カワラスガナ Cyperus sanguinolentus
コアゼガヤツリ Cyperus haspan var. tuberiferus
クロテンツキ Fimbristylis diphylloides
最後は・・・カヤツリグサ科以外で締め!
モリアザミ Cirsium dipsacolepis
ちょっと光が強いかな?と言われていましたが、私は、逆に生育環境が想像しやすくて良いと思いましたがいかがでしょうか?
干上がったため池に一気に飛び出てくるカヤツリグサ属とテンツキ属。
以前、その様子を香川の満濃池で堪能したのを思い出しました。
sakataさん、今回も貴重なお写真をたくさんにありがとうございました!
2012年10月4日木曜日
2012年10月1日月曜日
鳥取秋の花だより:sakataさん
台風が最も近づいた先週末、鳥取のsakataさんは土砂降りのなかでも植物調査に現地案内!
休みがありません!
そんなお忙しいsakataさんが10のため池で出会った植物を一部ご紹介いたします。
カンガレイ Schoenoplectus triangulatus
サンカクイ Schoenoplectus triqueter
ミクリ池がカンガレイ池になっており、その原因がミクリを保護するために水路変更したこと!
本当にちょっとした環境変化に対応して植物が生育しているのがよく分かります。
カンガレイ池がミクリ池に戻るまで定点観測写真が欲しいところです。
sakataさん、いつもいつもありがとうございます!
ち
休みがありません!
そんなお忙しいsakataさんが10のため池で出会った植物を一部ご紹介いたします。
カンガレイ Schoenoplectus triangulatus
サンカクイ Schoenoplectus triqueter
カンガレイとサンカクイは花序枝があるかないかで決まります。
あるとサンカクイです。
ミクリ Sparganium erectum (ミクリ科)
本当にちょっとした環境変化に対応して植物が生育しているのがよく分かります。
カンガレイ池がミクリ池に戻るまで定点観測写真が欲しいところです。
sakataさん、いつもいつもありがとうございます!
ち
登録:
投稿 (Atom)