2010年10月1日金曜日

なるほど、その手があったか!果胞内イモムシ続報。

以前、果胞内イモムシについてお知らせしました。
最後の記事:MaedaさんとOhnishiくんから、果胞内イモムシについて重要な情報が!!

昨日、隣の研究室の虫屋のnakamura先生に画像を見せてご意見を伺いました(聞くの遅すぎでした)。

すると、これまでのご意見と同様、白も茶色も「ハエ」らしいとのこと。

さらに、「どうやって卵を産み付けたのか?」との私の質問に「産卵管を突き刺したのでは?」とのお答え。

なるほど!果胞内イモムシが見つかったのは、ナガミノヒメスゲやミヤマアオスゲなど果胞の嘴が長い種ばかりでどうやって果胞の基部まで卵を持っていったのか?、つまり、果胞の口部から丁寧に産み付けたものとばかり考えていましたが、果体部から突き刺してダイレクトに果胞基部に産み付ける可能性もあるんですね~いやはや・・・1つの考えにとらわれ過ぎていました!何たることだ~

「物事はいろんな方向から多面的に見るべし」と改めて肝に銘じたというお話でした。