Evolution of genome size in Carex (Cyperaceae) in relation to chromosome number and genomic base composition
Ivana Lipnerová, Petr Bureš, Lucie Horová and Petr Šmarda
Annuals of Botany (2012)
スゲ属植物は、染色体数によってDNA量やゲノム構成が違うのかについて調べ、分子系統樹に重ねて染色体進化を考えた論文。
カヤツリグサ科植物の染色体は、動原体が一カ所にない「非局在型動原体」を持っています。
なので、染色体の形は一般的に見られるような中央の”くびれ”がなく、円形から楕円形をしています。
動原体が一カ所にないなら、どこにある?
→まだ分かっていません。
点々と全体にあるか、ぬぼーと染色体全体を覆っているのか・・・
そのため、染色体が何らかの原因で分裂途中にちぎれても、ちぎれた後の両方ともがそのまま生き残り次の分裂過程に進むことができます。ふしぎ。