2011年6月13日月曜日

陸前高田市立博物館(岩手)の標本救出 in 岡山

倉敷市立自然史博物館友の会ニュース234号、山陽新聞6月3日掲載記事より

倉敷自然史博物館では、陸前高田市立博物館の植物標本約300枚の修復を行っています。その様子が今日届いた倉敷市立自然史博物館友の会ニュース234号に詳しく書かれていました。岩手県立博物館を通じて届けられた標本は、5月初めの段階で狩山さんを中心に塩抜きと泥落としの作業がはじまっています。そのときのメーリングリストでは1日50枚が処理され、乾燥に24-48時間程度かかるとのことでした。

岡山理科大学では富岡先生を中心に剥製24体を修復中です。私は写真にうつっているアナグマ剥製を実際に見ています。ちょうど運び込まれたときに出会ったらしく、今にもかみつきそうな精悍な顔立ちをしていました。

震災の影響は多々ありますが、全国的な協力で貴重な標本がまた復活しているのを知るとうれしくなります。狩山さん、富岡先生のお忙しさをよく知っているだけに余計にそう思いました。