「この虫の情報求む!ナガミヒメスゲ」でもお伝えしたのですが、スゲの果胞にイモムシが入っていることがあります。
決定的瞬間をミヤマアオスゲCarex sachalinensis var. longiusculaでも撮影しましたので掲載します。
あそこにいる!
いつも茶色とは限らんぞ!
コイツだっ!
しかし、どうやって、いつ、果胞の中に卵を産み付けたのでしょうか・・・?
痩果がふくらむ直前にはイモムシになって、果胞内部の結構な場所を占有している。
もし、果胞がふくらむ前なら、果胞の口部は柱頭があり、柱頭だけで割とぎゅうぎゅうですので、口部から卵を産み付けるのは難しそう。
さらに、これから成長して成虫になったときどうやって脱出するのでしょうか?
私の経験ではイモムシが入っている果胞はいつもよりやや硬くなっています。
成長するまでに痩果はやわらかいうちに食べてしまうのでしょうか・・・?
とすれば、果胞をぐいぐい押して、柔らかかったら「果胞が実ってない~」とか言っていたものの中にはイモムシが食べてしまったから実っていないように見えた可能性もある・・・?
なぞが謎を呼ぶ今回の事件でした。
今度見つかったらイモムシを育ててみます。
何になるのか楽しみです。
*予想:ハチ