2010年7月20日火曜日

岡山県のレッドデータ生物 in 倉敷市立自然史博物館

倉敷市立自然史博物館では、2010年7月17日~11月7日(日)まで、「岡山県のレッドデータ生物」という特別展を開催しています。

という訳で早速、カヤツリグサ科を探してきました。
ちょうど「倉敷天領夏祭り」ちょうちんをつけている作業中だった。熱い中、ご苦労様です。
7月24日(日)開催です。











博物館到着。レッドデータの垂れ幕が目立つ!












館内レッドデータちらし。












hoshino先生の力作「ヒルゼンスゲCarex impura」がこんなに大きく!
種とその説明、標本が陳列されています。










恒例のカヤツリグサ科展示。
一角をこんなに大きく占めさせてくれる博物館は他にないのでは!










岡山コケの会の活躍を見つつ。
←すごくわかりやすい図鑑。実物も貼り付けてある。
一般の植物標本は透明ファイルに入れてめくれるようになっている。









いつもお世話になっている狩山さんのイラストに一礼してお礼。しかし、そっくり。

植物担当:狩山俊悟
「岡山の植物はパーフェクトをめざします。趣味は高山植物の写真。」








「岡山県のレッドデータ生物」の展示には、キビノミノボロスゲCarex paxii、ビッチュウヒカゲスゲCarex bitchuensis、ヒルゼンスゲCarex impura、チャボイEleocharis parvula、ビロードテンツキFimbristylis sericeaがありました。

標本展示以外に生植物も展示されており、その一角がやけに涼しく感じられました。

もちろんレッドデータの動物も展示されていますが、すごい迫力。
でも今ではほとんど見られないものばかりです。
1県でこんなにあれば、日本では、世界では・・と想像も膨らみます。

国際自然保護連合(IUCN = International Union for Conservation of Nature and Natural Resources)
 Species of the Day 日めくりで絶滅危惧種を紹介
 Red List Training 選定基準の紹介。日本語版は矢原徹一先生らが関わっている(pdf)。

また、岡山県の自然を紹介している展示があるのですが、石灰岩地域の説明をしているところにビッチュウヒカゲスゲCarex bitchuensisにしか見えない植物の模型があります。
あそこ、あそこ!岩の間のあれ!
このような楽しみ方もできます。
















倉敷にお越しの際は、白壁の街だけでなく、この倉敷市立自然史博物館にも是非!
入館料は一般¥150です。安い。
館内は入ってすぐにマンモスの動く実物大の模型が迎えてくれます。