2010年1月19日火曜日

論文投稿:クッキーカッターシステム(新変種記載)

コウヤハリスゲの屋久島産新変種、コケハリガネスゲ 
勝山輝男・織田二郎
植物研究雑誌 84(3): 191-193 (2009).

<テーマ:新変種記載>

0.要旨

1.学名
2.種を分けるに至った基変種との形質の違い
 1)有花茎:低い
 2)葉:細い
 3)果胞:小さい

1.それまでの取り扱い:本
 「屋久島産矮小型ハリガネスゲ」について
 Fig. 1:標本写真

2.それまでの報告:論文
 ハリガネスゲとコウヤハリスゲの痩果表面構造に違いあり。
 「屋久島産矮小型ハリガネスゲ」はコウヤハリスゲ型
 →コウヤハリスゲの新変種とする

3.コケハリスゲの特徴:基変種との違い
 1)形態
 2)分布
 3)生育環境

4.記載文
 1)学名, sp. nov.
 2)これまでの取り扱い:新変種になるまでの掲載文献
 3)ラテン語の記載:基変種との違いのみ
 4)Type標本の情報:採集地、採集日、採集者、標本番号、収蔵先
 5)英語の記載文
 (1)多年生
 (2)根茎
 (3)有花茎
 (4)葉:blade, basal sheath
 (5)花期
 (6)花序
 (7)小穂の集まり具合:上部に集まる
 (8)小穂:雌雄性
 (9)密花or疎花
 (9)雄鱗片←new 
(10)雌鱗片
(11)果胞
(12)痩果
(13)花柱
(14)柱頭:数、長さ
(14)染色体数
Fig. 2:コケハリガネスゲの痩果表面写真
(15)和名
(16)生育環境:具体的種名なし
(17)確認した標本リスト:s.n.=採集者番号なし
5.引用文献

****************

この論文で新しいこと:
1.痩果表面構造から基変種を選定した:新しい分類形質として扱うことができる