勝山輝男・織田二郎
植物研究雑誌 84(3): 191-193 (2009).
<テーマ:新変種記載>
0.要旨
1.学名
2.種を分けるに至った基変種との形質の違い
1)有花茎:低い
2)葉:細い
3)果胞:小さい
1.それまでの取り扱い:本
「屋久島産矮小型ハリガネスゲ」について
Fig. 1:標本写真
2.それまでの報告:論文
ハリガネスゲとコウヤハリスゲの痩果表面構造に違いあり。
「屋久島産矮小型ハリガネスゲ」はコウヤハリスゲ型
→コウヤハリスゲの新変種とする
3.コケハリスゲの特徴:基変種との違い
1)形態
2)分布
3)生育環境
4.記載文
1)学名, sp. nov.
2)これまでの取り扱い:新変種になるまでの掲載文献
3)ラテン語の記載:基変種との違いのみ
4)Type標本の情報:採集地、採集日、採集者、標本番号、収蔵先
5)英語の記載文
(1)多年生
(2)根茎
(3)有花茎
(4)葉:blade, basal sheath
(5)花期
(6)花序
(7)小穂の集まり具合:上部に集まる
(8)小穂:雌雄性
(9)雄鱗片←new
(10)雌鱗片
(11)果胞
(12)痩果
(14)柱頭:数、長さ
Fig. 2:コケハリガネスゲの痩果表面写真
(15)和名
(16)生育環境:具体的種名なし
(17)確認した標本リスト:s.n.=採集者番号なし
5.引用文献
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この論文で新しいこと:
1.痩果表面構造から基変種を選定した:新しい分類形質として扱うことができる