保護地域での調査は、各指定機関に届け出をして許可証を交付してもらってからします。
大変、時間と手間がかかります。
多少なりとも短くするために、これまでの届け出から許可証に至るまでの書類をpdf化した。
地域によって、交付までの期間の差がある。
まず、どこに連絡すれば良いのか分からない。
どこかで一元化してもらいたいもんだ。
想像:あくまでmasakiさんの想像ですよ!
1.ここに行きたい
2.調査許可センター(仮称)のホームページ(仮)で保護域を確認
*ここで、現在、調査できる地域か確認
*これまで許可証が交付された機関の一覧がpdfで確認できる
3.全国統一された申請書がpdfで公開されているため、それに必要事項を記入して送付。
4.メールで申請書を受け付けたことが連絡され、許可証交付日が分かる。
(1週間以上連絡がない場合は、申請者が問い合わせる)
5.申請書受付から1~2週間以内に許可証届く。
6.調査後、調査許可センター(仮称)に連絡する。
これは、すごく便利じゃないか。
2009年10月31日土曜日
○年後のすげの会の運営について:外注もアリかと
morita先生からの情報。
1人/年¥1,050で、学会事務を生協で外注できる!
大学生協学会支援センター
ま、masakiさんが普段やっていることを外注できる・・と。
会報の在庫も保管してくれるし、年会費滞納されている方に請求までしてくれると。
普通は、大学の先生がやっているわけで。時間的に無理なのは理解できる。
結構需要もあるのではないかと推測。
今のところ、24団体くらいと取引しているそうで。
メモしておこう。
だって、永遠にmasakiさんが事務関係できる訳ないもんね。
100年後とか生きてないですから!
1人/年¥1,050で、学会事務を生協で外注できる!
大学生協学会支援センター
ま、masakiさんが普段やっていることを外注できる・・と。
会報の在庫も保管してくれるし、年会費滞納されている方に請求までしてくれると。
普通は、大学の先生がやっているわけで。時間的に無理なのは理解できる。
結構需要もあるのではないかと推測。
今のところ、24団体くらいと取引しているそうで。
メモしておこう。
だって、永遠にmasakiさんが事務関係できる訳ないもんね。
100年後とか生きてないですから!
2009年10月30日金曜日
女性の活躍がここにも:日本のカヤツリグサ科の性別
牧野 新日本植物図鑑(1961) 北隆館
単語の性別により、単語の語尾が変化する。
そこで、日本のカヤツリグサ科の性別を牧野図鑑で調べてみました。
単語の語尾を意識して見ると楽しいですよ!
~us=男性
~a =女性
~m =中性
女性 1.スゲ属 Carex L.(231種)
女性 2.シンジュガヤ属 Scleria Berg.
中性 3.ヒトモトススキ属 Cladium R. Br.
女性 4.アンペライ属 Machaerina Vahl.
女性 5.ミカヅキグサ属 Rhynchospora Vahl.
男性 6.ノグサ属 Schoenus L.
女性 7.ハリイ属 Eleocharis R. Br.
女性 8.ハタガヤ属 Bulbostylis Kunth
女性 9.テンツキ属 Fimbristylis Vahl.
男性 10.ホタルイ属 Scirpus L.
? 11.ビャッコイ属 Isolepis R. Br.
男性 12.カヤツリグサ属 Cyperus L.
女性 13.ヒンジガヤツリ属 Lipocarpha R. Br.
中性 14.ワタスゲ属 Eriophorum L.
女性 15.クロタマガヤツリ属 Fuirena Rottb.
女性 16.ヒメクグ属 Kyllinga Rottb.
女性 17.ヒゲハリスゲ属 Kobresia ←Cobresiaも女性
中性 18.ミネハリイ属 Trichophorum
(属順は、カヤツリグサ科ホームページ図鑑より)
Isolepisが牧野図鑑に載っていませんでした・・・。
Kobresiaもなかったんですが、Cobresiaが女性だし、aで終わっているので女性と判断。
しかし、女子の活躍が甚だしいことこの上なし。
以下、yanoくんのありがたい解説:
「ただし、
人名・地名に因む場合は、「a」あるいは「ia」をつけて女性形.
また、属名は元来名詞なので、固有名詞である地名は、その綴りのままでも支障がないので、地名のときは注意が必要です.
その他の例外は、
1.伝統によってラテン語、ギリシア語の古典的な性が決まっているものがある.
2.合成された属名は、合成語における最後語の主格の性をとる.
ラテン語は牧野の図鑑の後ろに載っています.
属名の性と種小名の性は一致なので、すぐに判断がつかない場合は、
種小名を見れば判断可能です.
例えば、コゴメスゲCarex brunnea
brunnea (女性) 「濃褐色の」、もし、男性ならばbrunneus、
中性ならばbrunneumとなります.
つまりCarexは女性となります.」
ふんふん、なるほどね~。知らないことが多すぎるね。謙虚な気持ちで学ぼう。
yanoくんは、本当にできる子です。
masakiさんは、褒められてのびる子です。
単語の性別により、単語の語尾が変化する。
そこで、日本のカヤツリグサ科の性別を牧野図鑑で調べてみました。
単語の語尾を意識して見ると楽しいですよ!
~us=男性
~a =女性
~m =中性
女性 1.スゲ属 Carex L.(231種)
女性 2.シンジュガヤ属 Scleria Berg.
中性 3.ヒトモトススキ属 Cladium R. Br.
女性 4.アンペライ属 Machaerina Vahl.
女性 5.ミカヅキグサ属 Rhynchospora Vahl.
男性 6.ノグサ属 Schoenus L.
女性 7.ハリイ属 Eleocharis R. Br.
女性 8.ハタガヤ属 Bulbostylis Kunth
女性 9.テンツキ属 Fimbristylis Vahl.
男性 10.ホタルイ属 Scirpus L.
? 11.ビャッコイ属 Isolepis R. Br.
男性 12.カヤツリグサ属 Cyperus L.
女性 13.ヒンジガヤツリ属 Lipocarpha R. Br.
中性 14.ワタスゲ属 Eriophorum L.
女性 15.クロタマガヤツリ属 Fuirena Rottb.
女性 16.ヒメクグ属 Kyllinga Rottb.
女性 17.ヒゲハリスゲ属 Kobresia ←Cobresiaも女性
中性 18.ミネハリイ属 Trichophorum
(属順は、カヤツリグサ科ホームページ図鑑より)
Isolepisが牧野図鑑に載っていませんでした・・・。
Kobresiaもなかったんですが、Cobresiaが女性だし、aで終わっているので女性と判断。
しかし、女子の活躍が甚だしいことこの上なし。
以下、yanoくんのありがたい解説:
「ただし、
人名・地名に因む場合は、「a」あるいは「ia」をつけて女性形.
また、属名は元来名詞なので、固有名詞である地名は、その綴りのままでも支障がないので、地名のときは注意が必要です.
その他の例外は、
1.伝統によってラテン語、ギリシア語の古典的な性が決まっているものがある.
2.合成された属名は、合成語における最後語の主格の性をとる.
ラテン語は牧野の図鑑の後ろに載っています.
属名の性と種小名の性は一致なので、すぐに判断がつかない場合は、
種小名を見れば判断可能です.
例えば、コゴメスゲCarex brunnea
brunnea (女性) 「濃褐色の」、もし、男性ならばbrunneus、
中性ならばbrunneumとなります.
つまりCarexは女性となります.」
ふんふん、なるほどね~。知らないことが多すぎるね。謙虚な気持ちで学ぼう。
yanoくんは、本当にできる子です。
masakiさんは、褒められてのびる子です。
2009年10月29日木曜日
種小名同じの追記:アイダクグとジョウイ
以前、アイダクグとジョウイが同じ種小名の話をしましたが↓
http://carexcyperaceae.blogspot.com/2009/10/blog-post_27.html
アイダクグは属がKyllingaになると、語尾変化するので必ずしも一致しないとのご指摘が!
yanoくんからのありがたいお言葉
「brevifoliusは、「短い葉をもつ」という意味の種小名.
種小名の性は、属名の性と必ず一致させる原則から
Cyperus brevifolius (男性) はKyllinga brevifolia (女性) になります.」
ふむふむ、なるほどね~
「Cyperusくん」と「Kyllingaちゃん」と覚えとこう。
先生っ!おぼえなきゃいけないポイントを外してると思います!
http://carexcyperaceae.blogspot.com/2009/10/blog-post_27.html
アイダクグは属がKyllingaになると、語尾変化するので必ずしも一致しないとのご指摘が!
yanoくんからのありがたいお言葉
「brevifoliusは、「短い葉をもつ」という意味の種小名.
種小名の性は、属名の性と必ず一致させる原則から
Cyperus brevifolius (男性) はKyllinga brevifolia (女性) になります.」
ふむふむ、なるほどね~
「Cyperusくん」と「Kyllingaちゃん」と覚えとこう。
先生っ!おぼえなきゃいけないポイントを外してると思います!
2009年10月28日水曜日
スゲは韓国語で「サチョ」イムニダ:韓国植物誌(2007)
韓国植物誌 Flora of Korea The genera of Vascular Plants of Korea (2007)
Chong-wook Park (Flora of Korea Editional Committee)
Flora of Korea Coodinating Center Herbarium Department of Biological Sciences Seoul National University
*20120512訂正しました
Flora of Korea→ The genera of Vascular Plants of Korea
カヤツリグサ科 p. 1113-1181
↑ サチョ科:もしや莎草科を韓国語読み?
13属246種掲載
スゲ属:カラフトイワスゲ、コハリスゲ、ヒカゲハリスゲ、エゾハリスゲ、マツバスゲ、ハリガネスゲ、タカネハリスゲ(ミガエリスゲ)、コウボウムギ、クロカワズスゲ、ホソスゲ、ウスイロスゲ、ツルスゲ、アサマスゲ、ミコシガヤ、キビノミノボロスゲ、オオカワズスゲ、ヒメミコシガヤ、マスクサ、キタノカワズスゲ、ヤガミスゲ、ノルゲスゲ、タカネヤガミスゲ、ハクサンスゲ、アカンスゲ、イッポンスゲ、タニガワスゲ、アズマナルコ、カワラスゲ、アゼスゲ、ヤラメスゲ、ヌマアゼスゲ、ヤマアゼスゲ、ヒメアゼスゲ、オハグロスゲ、ヤマテキリスゲ、ゴウソ、アゼナルコ、ヒメゴウソ、シュミットスゲ、カブスゲ、サワヒメスゲ、ヒメスゲ、クロヒナスゲ、ヤチスゲ、ヌマクロボスゲ、タルマイスゲ、センジョウスゲ、クロボスゲ基本種、ネムロスゲ、カサスゲ、ウマスゲ、マンシュウクロカワスゲ、シラスゲ、アオスゲ、オオアオスゲ、カミカワスゲ、ヌカスゲ、クモマシバスゲ基本種、サハリンイトスゲ、シバスゲ、ヒメカンスゲ、シロホンモンジスゲ、タガネソウ、アズマスゲ、ホソバヒカゲスゲ基本種、ヒカゲスゲ、エゾツリスゲ、グレーンスゲ、タマツリスゲ、イトナルコスゲ、ムセンスゲ、ケヤリスゲ、サッポロスゲ、クジュウツリスゲ、ヤマジスゲ、クサスゲ、カタスゲ、アイズスゲ、タカネシバスゲ、オノエスゲ、タチスゲ、ジュズスゲ、アワボスゲ、ヤワrスゲ、ジョウロウスゲ、コウボウシバ、オオクグ、ヒメウシオスゲ、シオクグ、オニスゲ、コヌマスゲ、オニナルコスゲ、オオカサスゲ、サツマスゲ、ムジナスゲ基本種、アカンカサスゲ基本種、ハタベスゲ。
目に痛い画面になりました。
Chong-wook Park (Flora of Korea Editional Committee)
Flora of Korea Coodinating Center Herbarium Department of Biological Sciences Seoul National University
*20120512訂正しました
カヤツリグサ科 p. 1113-1181
↑ サチョ科:もしや莎草科を韓国語読み?
13属246種掲載
スゲ属:カラフトイワスゲ、コハリスゲ、ヒカゲハリスゲ、エゾハリスゲ、マツバスゲ、ハリガネスゲ、タカネハリスゲ(ミガエリスゲ)、コウボウムギ、クロカワズスゲ、ホソスゲ、ウスイロスゲ、ツルスゲ、アサマスゲ、ミコシガヤ、キビノミノボロスゲ、オオカワズスゲ、ヒメミコシガヤ、マスクサ、キタノカワズスゲ、ヤガミスゲ、ノルゲスゲ、タカネヤガミスゲ、ハクサンスゲ、アカンスゲ、イッポンスゲ、タニガワスゲ、アズマナルコ、カワラスゲ、アゼスゲ、ヤラメスゲ、ヌマアゼスゲ、ヤマアゼスゲ、ヒメアゼスゲ、オハグロスゲ、ヤマテキリスゲ、ゴウソ、アゼナルコ、ヒメゴウソ、シュミットスゲ、カブスゲ、サワヒメスゲ、ヒメスゲ、クロヒナスゲ、ヤチスゲ、ヌマクロボスゲ、タルマイスゲ、センジョウスゲ、クロボスゲ基本種、ネムロスゲ、カサスゲ、ウマスゲ、マンシュウクロカワスゲ、シラスゲ、アオスゲ、オオアオスゲ、カミカワスゲ、ヌカスゲ、クモマシバスゲ基本種、サハリンイトスゲ、シバスゲ、ヒメカンスゲ、シロホンモンジスゲ、タガネソウ、アズマスゲ、ホソバヒカゲスゲ基本種、ヒカゲスゲ、エゾツリスゲ、グレーンスゲ、タマツリスゲ、イトナルコスゲ、ムセンスゲ、ケヤリスゲ、サッポロスゲ、クジュウツリスゲ、ヤマジスゲ、クサスゲ、カタスゲ、アイズスゲ、タカネシバスゲ、オノエスゲ、タチスゲ、ジュズスゲ、アワボスゲ、ヤワrスゲ、ジョウロウスゲ、コウボウシバ、オオクグ、ヒメウシオスゲ、シオクグ、オニスゲ、コヌマスゲ、オニナルコスゲ、オオカサスゲ、サツマスゲ、ムジナスゲ基本種、アカンカサスゲ基本種、ハタベスゲ。
目に痛い画面になりました。
2009年10月27日火曜日
あわわロッキー山脈のスゲがまるわかりだっ:図鑑がpdfで見放題
Field guide to sedge of the Rocky Mountain Region
The genus Carex in Colorado, Wyoming, western South Dakota, western Nebraska, and western Kansas
Barry Johnston (2001)
図鑑がpdfで。
ページが小刻みにUPされてますので、めんどくさいかもしれませんが見る価値あり。
特に、各部名称説明ページ。
線画もきれいに見ることができるし、印刷しても美しさそのまま。
こりゃ、まいった。
The genus Carex in Colorado, Wyoming, western South Dakota, western Nebraska, and western Kansas
Barry Johnston (2001)
図鑑がpdfで。
ページが小刻みにUPされてますので、めんどくさいかもしれませんが見る価値あり。
特に、各部名称説明ページ。
線画もきれいに見ることができるし、印刷しても美しさそのまま。
こりゃ、まいった。
小笠原のオオアブラガヤは蜂も受粉仲介:風媒だけじゃない
Threatened Pollination Systems in Native Flora of the Ogasawara (Bonin) Islands
Tetsuo Abe
Annals of Botany 98: 317-334 (2006).
カヤツリグサ科31種掲載。
ハタガヤ、ヒゲスゲ、ムニンナキリスゲ、セキモンスゲ、ヒトモトススキ、アイダクグ、シマクグ、イヌクグ、アゼガヤツリ、キンガヤツリ、イガガヤツリ、ハマスゲ、テンツキ、イソヤマテンツキ、ムニンテンツキ、ハハハジマテツキ、イヌヒデリコ、ムニンクロガヤ、ヒラアンペライ、ネビキグサ、シマイガクサ、イヌノハナヒゲ、イガクサ、ジョウイ、サンカクイ、オオアブラガヤ、サンカクイ、シンジュガヤ。
このうち、オオアブラガヤだけは風媒だけでなく蜂もおとずれるとのこと。
Tetsuo Abe
Annals of Botany 98: 317-334 (2006).
カヤツリグサ科31種掲載。
ハタガヤ、ヒゲスゲ、ムニンナキリスゲ、セキモンスゲ、ヒトモトススキ、アイダクグ、シマクグ、イヌクグ、アゼガヤツリ、キンガヤツリ、イガガヤツリ、ハマスゲ、テンツキ、イソヤマテンツキ、ムニンテンツキ、ハハハジマテツキ、イヌヒデリコ、ムニンクロガヤ、ヒラアンペライ、ネビキグサ、シマイガクサ、イヌノハナヒゲ、イガクサ、ジョウイ、サンカクイ、オオアブラガヤ、サンカクイ、シンジュガヤ。
このうち、オオアブラガヤだけは風媒だけでなく蜂もおとずれるとのこと。
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