Diversification rates and chromosome evolution in the most diverse angiosperm genus of the temperate zone (Carex, Cyperaceae).
Escudero M, Hipp AL, Waterway MJ, Valente LM.
Mol Phylogenet Evol. (2012)
スゲの染色体進化について。
2倍体で落ち着いていたが、氷期時代の始新世後期から漸新世での環境変化に応じて染色体変異が起こりやすくなった。
温暖な気候で起こる環境変化において、適応放散と種分化が起こり、それにともなって染色体変異があらわれ、広い範囲への分布の広がりが可能になった。緯度により染色体数が異なるのもこれに伴って起こった。
←例)ヒメスゲhttp://hos0.big.ous.ac.jp/~hoshino/Labo/chromo.htm