2010年12月15日水曜日

東京大学総合博物館で特別展示がはじまります!12月18日(土)~2月27日(日)

東京大学総合博物館で特別展示がはじまります!

特別展示:ヒマラヤ・ホットスポット-東京大学ヒマラヤ植物調査50周年
開催期間:2010年12月18日(土)~2011年2月27日(日)
開館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)
休館日:月曜日、12/27~1・4、1/11、1/15・16、2/25・26

このあいだ、神奈川県立生命の星・地球博物館で開催されている「横浜植物の会」が100周年記念の展示についてお知らせしました。

ちなみに、我が「すげの会」は今年(2010年)で20周年です。

そして、今回ご紹介するのが「東京大学ヒマラヤ植物調査50周年」です。
岡山理大から東大博へ移られたikeda先生からポスターとパンフレットを送っていただきました。

いつも思うのですが、本当にステキなデザインです。
今回は黄色がメインのようです。

東大博のホームページをみてみますと、スタッフ項目に研究部があります。
研究部には植物や動物、鉱物などを研究なさる方々の他に、「ミュージアム・テクノロジー寄付研究部門」と「インターメディアテク寄付研究部門」という部門があります。どちらの部門にも「~デザイン」という名前のついた担当の方がいらっしゃいます。ここに私はとても興味を覚えます。

何気なく使っているシャーペン、飲んでいるペットボトル、生活に関わる物すべてにデザインがからんでいます。それぞれ、消費者や見る相手に対して最大限の表現をしています。その商品のイメージをいかにうったえることができるかが大きなポイントです。

海外で活発に活動されている研究室や研究所には必ずといって良いほどデザイン担当の方がいらっしゃいます。そのような所のサイトはとても見やすく、わからない単語があっても直感で項目を選んでみようという気持ちにさせられます。何でもそうだと思いますが、「やってみよう」「買ってみよう」と見ている人を動かせるかどうかにかかっている。これを考えるとデザインはとても大切です。
→NHKプロフェッショナルの流儀の佐藤 卓さんの回にものすごく影響を受けています。
→すぐ影響受けやすい性格な私


そこで、今回の東大博の50周年ヒマラヤ特別展示のパンフレットを見ると、A4版の両面に印刷してありますが、表面は何が展示されるかが理解できますし、裏面は地図を用いてアクセス方法と標本画像8点があり50周年の歴史をかいま見ることができます。日本では珍しい標本なので、きちんと種名が書いてあり、「ほう、ちょっと本物を見てみようかな?」という気にさせてくれます。

ikeda先生はこれまでの調査だけでなく、この展示のためにも再度調査に出かけられたと伺っています。お近くの方は是非、お立ち寄りください。
ちなみに、ikeda先生もすげの会会員で会報「莎草研究」の編集委員長をしてくださっています。