2010年9月24日金曜日

ヒメミクリガヤツリ分布地、増える

katsuyamaさんが「莎草研究no.14」で日本新産帰化植物として発表された「ヒメミクリガヤツリCyperus retrorus」。

中国地方での発見が相次いでいます。

一番最近では、岡山県内。

岡山県内では以前にもkobatakeさんが発見されていたのをkatsuyamaさんが確認されているとのこと)。
つまり、岡山県内で2ヶ所目の発見がありました。
*どうも、今回見つかった場所はkobatakeさんが発見された場所と同じだとの連絡がありました(9/24 11時)。yoshinoくん、連絡ありがとう!

昨年では、山口県。

山口県のものは、最初、私に連絡があり、「イヌクグの変わったもの」と思っていたら「ヒメミクリガヤツリ」だったという経緯があります。

<ヒメミクリガヤツリとミクリガヤツリ>
・小花序の径
ヒメミクリガヤツリ 5-10 mm
ミクリガヤツリ 7-15 mm
・小穂の長さ
ヒメミクリガヤツリ 3-5 mm
ミクリガヤツリ 4-8 mm
・鱗片の長さ
ヒメミクリガヤツリ  2-2.5 mm
ミクリガヤツリ 2.5-4.5 mm
・痩果の長さ
ヒメミクリガヤツリ 1.2-1.5 mm
ミクリガヤツリ 1.5-2 mm

*参考 
「伊豆諸島に帰化した日本新産帰化植物ヒメミクリガヤツリ(新称)(カヤツリグサ科)」 勝山輝男 莎草研究 no. 14: 17-19 (2009).

「莎草研究」効果でしょうか!?
いろんな種が発表されると日本各地から情報が入ってきますね!