2010年7月23日金曜日

クロヒナスゲが詳しく研究されている件:宇都宮大学

クロヒナスゲは群生している姿が大変美しいスゲです。
本州(岩手県、栃木県、群馬県、岐阜県、三重県)、四国(愛媛県)に隔離分布しています。
そんなクロヒナスゲが研究されていた!

第 51 回 日本生態学会大会 (JES51) 2004 年 8 月 25 日 (水) - 29 日 (日)
釧路市観光国際交流センター
P1-163c: クロヒナスゲCarex gifuensisの生活環と実生の動態
吉場 理恵さん(宇都宮大学大学院農学研究科森林科学専攻)
(要旨を見ることができます)

すっかり終了している学会ですが、たまたま発見しました。
ホームページ(要旨)より
「クロヒナスゲは地下茎を発達させて栄養繁殖を主としているが、有性繁殖の実態についてはほとんど知られていない。そこで本研究では、有性繁殖、特に種子や実生の動態に注目して、生活環の全体像を明らかにする事を目的とした。」
最後にクロヒナスゲの生活環 を簡単に紹介しておられます。

そうこうして調べてみたら、
「過去の卒業論文テーマ」として
・クロヒナスゲを用いた裸地化斜面の緑化方法の検討←やっぱり美しいからですね!
・クロヒナスゲの生活史とRAPD法による遺伝的多様性の解析
という気になる項目を発見。小林幹夫先生(★すげの会会員様★)の研究室でした。
→宇都宮大学森林科学科森林資源植物学研究室

ちなみに同大学同学科森林生態学・育林学研究室の大久保達弘先生も★すげの会会員様★です!