2010年1月19日火曜日

今後の研究方向とは:星野研セミナー20100118メモ

生物の新しい進化パターンを解明する

1.各県フロラの解明
2.各県のRDB種(絶滅危惧種)の選定
3.RDBに至る過程の解明:全県の種を調べる必要なし(選択が必要)
 手段
 1)地誌(第三紀以降)との関係、花粉分析
 2)形態
 3)分布・生育環境:もともとあった(陸続き)or運ばれた(鳥)
 4)染色体
 5)DNA:種・領域ごとに進化速度の違いあるのですべて同じ方法では難しい

→1)~5)を調べたからと言って、推定の域を出ないことを忘れず。
 推定したから何?

・1種を調べただけでは、「その種特有な性質でした」で終了。
 種、節、属、科のそれぞれのレベルでのパターンを見出す必要あり。

・Waterway先生:北海道の植生と北海道産スゲ全種分布図を重ねろ
          植物相と系統、系統樹を三次元的に解明
          時間軸も加われば四次元に

・問題があるor話題になっている分類群について本当かどうか調べる
 真実orそうでなくても、それぞれの証明が必要。