ハタベカンガレイの変異とそれに近縁なヒメカンガレイおよびカンガレイとの形態比較
(前田哲弥a、佐藤千芳a、内野明徳b)
(a熊本大学大学院自然科学研究科環境共生科学、b熊本大学理学部環境理学科)
J. Jpn. Bot. 79: 29-42(2004).
ハタベカンガレイを新種として扱うに至った基礎データ。
ハタベカンガレイは流水域と止水域の両方に生育する。
特に止水域のものはヒメカンガレイやカンガレイと混同しやすい。
この3分類群の違いを明らかにするため、形態測定および主成分分析。
生育地の状況、稈の高さ、幅、小穂・鱗片・痩果の長さと幅、葯・柱頭の長さなどを詳細に分析。
論文の最後にハタベカンガレイの流水形と止水形、ヒメカンガレイ、カンガレイの4分類群の検索表あり。
(英文、和文要旨)
*すげの会会報9号には早坂英介氏による「カンガレイの無性芽」を載せています。
すげの会ニュース1号で紹介。