2011年6月28日火曜日

鳥取 初夏のスゲ便り:sakataさんより

鳥取の韋駄天こと、sakataさんが復活!
大山へ調査にいらしたとのことでスゲ報告をいただきました!

ショウジョウスゲCarex blepharicarpa
葉の青々しさ!
こちらもショウジョウスゲ??
調査日は6月中旬と最近だというのに小穂が出たばかりの個体です。このそばにはショウジョウスゲがあったそうですので、こちらもそうだと思われます。若い個体はやはり同定は難しいですね。確定できない・・・
メアオスゲCarex candolleana
基部に根生状雌小穂が出る。ノゲヌカスゲとの違いは基部の鞘が立ち上がるかどうか。色が濃くて立ち上がるのがノゲヌカスゲ。そのため、株はあまり広がらない。
ダイセンクワガタ Veronica schmidtiana subsp. senanensis f. daisenensis
(ゴマノハグサ科)
イワカガミSchizocodon soldanelloides
(イワウメ科)


sakataさん、今回もすてきな写真をありがとうございました!
北海道頑張ってきます!

2011年6月24日金曜日

2011年6月23日のキビノミノボロスゲ!

スゲシーズン終盤を迎えているここ岡山。
ご多分に漏れず「キビノミノボロスゲCarex paxii」もぼろぼろになりかけているとの情報が入りました!

hirosaka特派員「もう分からんようになっとった」
 これがギリギリ分かる範囲?
近すぎると逆に分からない?
キビノミノボロスゲでは納得できなかったhirosaka特派員。
思わず立派な「ギボウシ」を激写。









hirosakaさん、いつもありがとね!

2011年6月23日木曜日

日本産スゲ属植物植物​​​分布図集no.5​の​標本データ提​供​のお​願い(正木​)

次のスゲ分布図集no.5に掲載する以下の35種について、メールにて標本データの提供をお願いしております。
(種の番号は勝山(2005)日本のスゲです)

<分布図集no.5>
74 ヤラメスゲ
75 アゼナルコ
76 ツクシナルコ
77 ホナガヒメゴウソ
77-2 ヒメゴウソ(アオゴウソ)
78 ゴウソ
79 カワラスゲ
80 オタルスゲ(ヒメテキリスゲ)
81 トダスゲ(アワスゲ)
82 アズマナルコ(ミヤマナルコスゲ)
83 ヤマテキリスゲ(ナメラテキリスゲ)
84 テキリスゲ
85 タヌキラン
86 コタヌキラン
87 シマタヌキラン
88 ヤマタヌキラン
89 タルマイスゲ
90 ネムロスゲ
91 クロボスゲ
92 キンチャクスゲ(イワキスゲ)
93 センジョウスゲ
94 マンシュウクロカワスゲ
95 ヒラギシスゲ
95-2 シャリスゲ
96 ヌマクロボスゲ(シラカワスゲ)
97 ラウススゲ
98 ミヤマクロスゲ
99 ナルコスゲ
100 アポイタヌキラン
101 ミヤマアシボソスゲ
101-2 アシボソスゲ
101-3 ダイセンアシボソスゲ
102 シコタンスゲ
102-2 リシリスゲ



一応の締め切りを今年12月末としております。

日本産スゲ属植物分布図集(試案)no.4の訂正点20110623

**すげブログ20110615掲載**
・ウシオスゲ
青森:OKAY-20532→ヒメウシオスゲ?と同定依頼あり。標本行方不明のため、点削除。
**************
「アゼスゲ」と再同定され、アゼスゲフォルダに収蔵されているのを発見。
すげの会ニュースに掲載後に再同定され、データ訂正をしていませんでした。
次のすげの会ニュースで訂正を入れます。


・タテヤマスゲ(神奈川県)→カサスゲ
神奈川:TNS-260925
ebiharaさんに問い合わせたところ、去年のすげの会標本同定会で「カサスゲ」と再同定されていたことが判明。標本同定会の威力がここで発揮されました!

2011年6月17日金曜日

鳥取 初夏のスゲ便り:sakataさんより

鳥取の韋駄天ことsakataさんから、今年最後?のスゲ写真が届きました!
鳥取の方も低地では終わりのようですが、美しい写真を届けてくださいました。

イソアオスゲ Carex leucochlora var. meridiana
佐賀の全国大会のとき、海岸沿いに降りるときの山道脇にもこんな風にイソアオスゲがありました。
ヒロバスゲ Carex insaniae
ヒロバスゲに島根の隠岐の島で大量に目撃しました。
スキャナー画像そっくし。押さえてないから葉の広がり方がわかりやすい!

イワギリソウOpithandra primuloides
つい、「イワギリスゲ」と打ってしまう・・・












sakataさん、今回もありがとうございました!
いつもブログ投稿しやすいサイズの写真にしてくださっているので助かります!

2011年6月13日月曜日

陸前高田市立博物館(岩手)の標本救出 in 岡山

倉敷市立自然史博物館友の会ニュース234号、山陽新聞6月3日掲載記事より

倉敷自然史博物館では、陸前高田市立博物館の植物標本約300枚の修復を行っています。その様子が今日届いた倉敷市立自然史博物館友の会ニュース234号に詳しく書かれていました。岩手県立博物館を通じて届けられた標本は、5月初めの段階で狩山さんを中心に塩抜きと泥落としの作業がはじまっています。そのときのメーリングリストでは1日50枚が処理され、乾燥に24-48時間程度かかるとのことでした。

岡山理科大学では富岡先生を中心に剥製24体を修復中です。私は写真にうつっているアナグマ剥製を実際に見ています。ちょうど運び込まれたときに出会ったらしく、今にもかみつきそうな精悍な顔立ちをしていました。

震災の影響は多々ありますが、全国的な協力で貴重な標本がまた復活しているのを知るとうれしくなります。狩山さん、富岡先生のお忙しさをよく知っているだけに余計にそう思いました。

日本産スゲ属植物分布図集(試案)no.4の訂正点20110613

・ヌマアゼスゲ
北海道:OKAY-13288→アゼスゲ
長野:OKAY-15743→アゼスゲ

・ウシオスゲ
青森:OKAY-20532→ヒメウシオスゲ?と同定依頼あり。標本行方不明のため、点削除。
20110622追記:「アゼスゲ」と再同定され、アゼスゲフォルダに収蔵されていました!

・オキナワヒメナキリスゲ
おもと岳:OKAY-19343→再同定後も「オキナワヒメナキリスゲ」

2011年6月11日のキビノミノボロスゲ!

もう半年終わってしまいました・・・
スゲシーズン真っ盛りの今日、皆さんいかがおすごしでしょうか?
昨日は広島すげの会が開催され、お手伝いしてきました。大雨の中、約20名の方々がお集まり下さいました。皆さん熱心でこちらが刺激されました。


岡山では我が友hirosakaさんがキビノミノボロスゲCarex paxiiを激写して送ってくれました!
「もうイネ科にまぎれて分からんっ!」hirosakaさんの叫びです。
寄りすぎても探しにくく、
少し離れた方がわかる!?
キビノミノボロスゲに心悩まされたhirosakaさんが和んだアジサイ。
絵になります。
















hirosakaさん!今回もありがとうございました!